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小屋の影に隠れてホームレスを下ろす。
すぐに弾丸が浴びせられ、窓ガラスが砕け散った。
川#゚ -゚)「クソ!」
マシンガンを抱えて撃ち返す。
向こうは物影から物影へと渡り歩きながらじわじわと距離を詰めてくる。
近づけまいとめくらに撃ちまくるが、当たっている様子はない。
川;゚ -゚)「あれ?」
銃が引き金を引いても弾丸を吐き出さなくなった。
川 ゚ -゚)「おっさん、弾は?」
('A`)「無駄撃ちするな。それより俺に策がある」
川 ゚ -゚)「どうするんだよ?」
('A`)「言う通りにしろ。まずは弾層を交換するんだ、ほれ」
川 ゚ -゚)「どうやるんだ」
('A`)「貸してみろ」
ホームレスはクーから取り上げたマシンガンの弾層を交換し、早口に説明した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
男二人は二手に分かれ、小屋の両側から挟み打ちにする形で追いついた。
時折銃火が弱々しく闇に閃く。
最期の抵抗と言うところだろう。
( ・∀・)(挟むぜ)
( ゚∋゚)(了解)
手でサインを送り合い、同時に小屋の裏側に踏み込む。
そこにいたのは壁にもたれかかって苦しげに喘いでいるホームレス
ただ一人だった。
隣にクーの着ていた服や靴が捨ててある。
('A`;)「遅かったじゃねえか」
( ・∀・)「確保しろ」
( ゚∋゚)「了解」
片方が小屋や森の中を油断なく警戒している間、もう一人がホームレスから
武器を取り上げる。
それから地面に蹴り倒して両手を背後に回させた。
('A`;)「おいおい、怪我人だぞ!? もっと丁寧に扱えよ」
( ゚∋゚)「黙れ! もう一人はどこだ」
('∀`)「バーカ、俺がお前らと遊んでるうちに逃がしたぜ」
( ゚∋゚)「くそ、探知機に気付いたか」
クーの服を蹴飛ばしながら、男が苦々しげに吐き捨てた。
('A`)(やっぱりな。服に何かに付けてやがったか)
( ・∀・)「本部に連絡してこいつの処遇を決めよう」
( ゚∋゚)「女は?」
( ・∀・)「それもついでに聞く。目を離すんじゃねえぞ」
ピュンと空気を切る音がした。
懐からケータイを取り出した男が突然、倒れた。
(;・∀・)「ぐ……」
( ゚∋゚)「!?」
残った方が壁に張り付き、暗視装置越しに周囲の様子を伺う。
(;゚∋゚)(何だ?! どこから撃って来やがった!?)
ボコン、という何か平らなものが重みに歪んで凹む音がした。
真上だ。
( ゚∋゚)(屋根の上か!!)
銃を真上に翳した瞬間、手錠で両手を背中側に封じられたままのホームレスが
体当たりを放つ。
('A`)「うおおお!」
(;゚∋゚)「おお!?」
男は咄嗟に銃口を下げ、引き金を引いた。