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川 ゚ -゚)「イヤだ。わたしも残る」

('A`#)「駄々コネてんじゃねえよ、足手まといだ!」

川#゚ -゚)「ふざけんな! お前の命令を聞かなきゃいけない理由はないぞ」

('A`)「ああ、そりゃごもっともだ」


 弾着がすぐ近くであり、二人は思わず頭を下げた。

すぐさま撃ち返してからホームレスがわざとらしくため息をつく。


('A`)「チッ、とんだお荷物だぜ」


ズボンの裾をまくって足首のホルスターから予備の拳銃を抜くと、それを

クーに渡した。

彼女の持っているものよりやや小型だ。


('A`)「そいつで裏口の安全を確保してくれ。

    ケツに噛み付かれちゃたまんねえからな」

川 ゚ -゚)「わかった」

('A`)「弾はそれっきりだ。無駄撃ちすんじゃねえぞ」


クーは頭を下げて事務所に入り、裏口を開けて見張った。

 男たちは二手に分かれてこちらを挟み打ちにしようと動いているらしい。

ホームレスが相手をしているのとは別にもう二人がこっちに来た。


川#゚ -゚)「くそ!」


暗闇に狙いをつけて撃つ。

パンパンと言う、まるでオモチャみたいな破裂音がした。

反動で銃を構えた両腕がわずかに跳ね上がる。


( ・∀・)「うおっ!?」

( ゚∋゚)「!?」


二人は慌てて換気扇の室外機の影に隠れた。

すぐに撃ち返してくる。

クーは頭を引っ込めた。

武装も人数も向こうがはるかに上だ。

こっちの劣勢は明らかだった。


('A`;)「チクショー、ちょっと不利だな」

川;゚ -゚)「どうするんだ!?」

('A`)「なあに、見てろって」


 彼はポケットから懐中電灯を取り出した。

スイッチを入れて何か操作すると、物影から差し出してスイッチを押す。

普通の電灯の比ではない、カメラみたいな激しいフラッシュが閃いた。


(;><)「うっ!?」


 男たちが使っているスターライトスコープはかすかな光を増幅することにより、

暗闇の中でも視界を確保できるのだが、一定以上の光を感じると安全装置が

作動してシャッターが閉じる仕組みになっている。

つまり何も見えなくなってしまうのだ。

慌ててスコープを引っ剥がそうとしたところをホームレスが次々に狙い撃ちに

していく。


('A`)「よし、行くぜ姉ちゃん! そいつらはほっとけ」

川 ゚ -゚)「わかった」


裏口から離れたクーはホームレスについていった。

ロビーでまだ痙攣している敵の死体を探る。


('A`)「キーを探せ、奴らの車を頂こう」

川 ゚ -゚)「ん……これかな?」

('A`)「よし、マシンガンももらっときな。行くぞ!」


裏口から顔を出した二人をマシンガンとフラッシュで牽制しつつ、駐車場に出る。

だだっ広いその場所に二台だけ車が止めてあった。

ワゴンと乗用車だ。

キーホルダーのプレートには乗用車の方の車種の名前が刻まれている。

それを目指して走っている途中、突然ホームレスが倒れた。


('A`#)「うぐ……クソッ!!」

川 ゚ -゚)「おい、何やってんだ」

('A`;)「う、撃たれた」

川 ゚ -゚)「え?!」


ホームレスの右の太腿から血が噴き出している。

片手でマシンガンを持ってめちゃくちゃに撃ち返しながら、クーは彼の体を抱えた。


川 ゚ -゚)「ほら、もう少しだ。頑張れ!」

('A`;)「ダメだ、足に力が入らない……」

川;゚ -゚)(クソッ、まずいな)


 車まではまだかなりある。

ホームレスを引きずってあそこまで行けるだろうか?

すぐ近くに駐車場の係員が使うらしいプレハブの小屋がある。

あれを盾にして戦うことも出来そうだが……

 


車まで行くのなら→47へ

プレハブ小屋を盾に戦うのなら→53へ

 




 

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