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クーは灯りの下で待ち構えることにした。
暗がりで待ち伏せて逆に不意打ちされることを恐れたのだ。
銃口を忙しなく振り回す。
川;゚ -゚)(どこだ、クソ!)
時折衣ずれや床を靴底が擦るような音がする。
ひたり、と背後で極力忍ばせた足音がした。
川 ゚ -゚)「!!」
('A`)「!?」
鉄パイプを持った男がぎょっとした顔でこっちを見ている。
他のモンスターと様子が明らかに違ったので、クーは危ういところで引き金を
絞る指を止めた。
('A`;)「待て、待て、待て!! 撃つな」
川;゚ -゚)「喋った……」
('A`;)「え? おい、そりゃこっちのセリフだぜ」
川;゚ -゚)「お前、誰だ?! こんなとこで何してる」
('A`)「こっちが聞きてえよ、ここは俺のネグラだぜ!」
男はボロボロの衣服に日焼けした顔、ボサボサの髪という格好だ。
クーが銃を下ろすと、男も鉄パイプを捨てた。
('A`)「ふう、脅かすな」
川 ゚ -゚)「で、お前は?」
('A`)「お前はって……俺はだから、ここに住んでたんだよ。
昨日までは文句のねえネグラだったんだがな」
川 ゚ -゚)「昨日……」
('A`)「それが突然、あの頭のおかしい連中が湧いて出たのさ。
アーアーウーウーしか言わないあいつら。見ただろ?」
川 ゚ -゚)「ああ」
なるほど、ここに住み着いていたホームレスか。
この“ゲーム”の主催者からしてもイレギュラーな存在なのだろう。
('A`)「たまんねえぜまったく。ようやく見つけた安住の地がよ……
そんであんたは何者なんだよ?」
川 ゚ -゚)「わたしもお前と同じだよ。
気がついたらここにいたってだけで、何もわからない」
('A`)「そうかい。その銃は?」
川 ゚ -゚)「拾ったんだ。ゲームにクリアしたら無罪放免とかって話で……」
('A`)「無罪放免? 何だそりゃ?」
川 ゚ -゚)「……」
('A`)「あー、いい、いい。別に立ち入ったことは俺も知りたくねえ。
で、どうしてえんだ?」
川 ゚ -゚)「ここを出たいんだ」
('A`)「そりゃそうだな。俺もそう思ってたとこだ」
川 ゚ -゚)「鍵を知らないか? この部屋にある筈なんだ」
('A`)「鍵? 鍵っつったら、そこに落ちてたぜ。これか?」
男はポケットから金属の鍵を取り出した。
川 ゚ -゚)「それだ。わたしにくれ」
('A`)「ああ、いいぜ。その代わり俺も連れてってくれよな」
川 ゚ -゚)「え? 隠れてた方が安全じゃないのか?」
('A`)「そうでもなさそうなんでね。まああんたがイヤっつってもついてくがな」
クーは鍵を受け取り、新たな道連れと共に部屋を出た。
*鍵Aを手にいれた
*ホームレスが仲間になった
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