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爪が振り下ろされようかという刹那、絶望の最中でクーは銃のことを思い出した。
パニックで右手の中にある物の存在を忘れていたのだ。
間一髪で銃口を上げ、迷わず引き金を引く。
プシッ!
川;゚ -゚)「ひっ」
(<●>q 。)「あ゛」
怪物が振り上げた腕に小さな点が出来、血が弾けた。
肉をえぐって食い込んだ弾丸が薬物を押し出す。
着弾の衝撃で一歩下がった怪物は、腕を押さえてのた打ち回った。
(<●>q 。)「あああああ! あああああああ!!!」
今のうちに恐怖に痺れた体に喝を入れて立ち上がり、距離を取る。
銃弾を撃ち込まれた怪物の左腕が、着弾地点から指先と体の方の両側に
向かって、水風船のように膨れ上がってゆく。
やがて許容量を超えて肉と皮膚が内側からパチンと弾けた。
川;゚ -゚)「うわっ!!」
血肉が派手に降り注ぐ。
両手で顔を庇ったクーが見たものは、破裂によってまるまる腕一本と
左胸を失った怪物の姿だった。
(<●>q 。)「……」
しばらく風に身を任せるようにフラフラと立ち竦んでいたが、自分が作った
血の海の中にベチャリと倒れ込む。
それっきり怪物は二度と動くことはなかった。
川 ゚ -゚)(死んだか……?)
銃口を向けたまま、片手で口と鼻を押さえて死体に近づく。
胸の悪くなるような生臭さが立ち込めている。
川 ゚ -゚)(ん、何かある)
巻き散らかした血肉の中に、銀色のものが光っている。
恐る恐るつまみあげると、それが鍵だった。
*鍵Aを手に入れた
*弾丸を一発失った
*“実験体No.0016”と遭遇した
鍵ABが二つとも揃ったなら→27へ