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モンスターに見つからないよう、息を殺してゴムタイル張りの床を歩く。
連中は注意力が散漫な様子で、すぐそばを通り抜けても気付く様子がない。
(゚q 。 )「……」
川;゚ -゚)(弾はごくわずかだからな。なるべく使わないようにしないと)
やがて「関係者以外立ち入り禁止」のドアが現れた。
鍵はかかっておらず、手で押すと錆びついた音を立てて開いた。
死にかけた明かりの下では、まっすぐ奥に向かって短い廊下が伸びている。
突き当たりのドアに鍵のマークが描かれた張り紙があった。
川 ゚ -゚)(あそこか)
このウォーターパークは冬場も屋内に限り営業している。
シーズンによっては温水プールになるわけだ。
巨大なプールの水を暖める為ボイラー室はかなり大きく、クーの住んでいた
アパートの一室よりもずっと広かった。
そこにわけのわからない機械やタンクがひしめいている。
川;゚ -゚)(くそ、暗がりが多いな)
天井に明かりはあるがこれもお約束通り切れがちで、ひどく心許ない。
銃を正面に構えてゆっくり前進する。
川 ゚ -゚)(鍵は……?)
ふっと、背後を何かが横切った気がした。
川 ゚ -゚)「!?」
ぎょっとして銃をそっちに向けるが何もいない。
気のせいかと銃口を下ろしかけた時、空き缶か何かを蹴っ飛ばした音がした。
川;゚ -゚)(何かいる!!)
背筋に恐怖と緊張が這い上がってくる。
銃を持つ手が震え、人差し指が引き金にかかった。
川;゚ -゚)(どうしよう。こっちから仕掛けるか?)
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