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 秤を前に考え込むクーに、後ろからホームレスが口を挟んだ。


('A`)「何だいこりゃあ」

川 ゚ -゚)「きっと罠だよ。鍵を取ると何か起こるんじゃないかな」

('A`)「秤のコードを引っこ抜いちまったらどうだ?」

川 ゚ -゚)「そんなの危なすぎるよ。絶対何かある」

('A`;)「やれやれ。何だってこんな面倒な事に……」


ホームレスが頭を掻いて呟く。

飛び散るフケにクーは一歩後ずさった。


('A`)「ん? 俺に任せようってのか?」

川;゚ -゚)「え? ああ、うん」


この場をどいたのはそういう意味じゃないんだけど。


('A`)「そうだな。こんなのはどうだ」


彼はポケットから色んな鍵を取り出した。

錆びたのやら変色したのやら様々だ。


川 ゚ -゚)「それは?」

('A`)「拾ったんだよ。ここに住み着いて結構長いんでね。

   えーと……これなんかピッタリじゃないか」


似たような大きさの鍵を選んでそっと差し出し、もう一方の手を秤の上の

鍵に伸ばす。

一瞬で交換しようというわけだ。


川 ゚ -゚)「気をつけて」

('A`;)「話しかけんな。そーっと、そーっと……」


 ホームレスはひょいと鍵を交換した。

一瞬だけモニタの重量表示が変化する。

重さはほぼ同じなので料金に変化はなかった。


('A`;)「……」

川;゚ -゚)「……」


何も起こらない。

ホームレスは黄色い歯を剥き出してニヤリと笑い、クーを見た。


('∀`)「どうだい、ええ? ホレたか?」

川 ゚ -゚)「まあね。さあ、次に行こう」


そっけなく答えて鍵を受け取る。

 

*鍵Bを手に入れた


これで鍵ABがそろった→27へ


 

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