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二人は近道をする為に道路に出たり森に入ったりを繰り返した。
やがて廃棄された伐採場みたいなところが見えてきた。
('A`)「あそこだ」
川 ゚ -゚)「う、うん……」
心身の疲労が極限に達している。
クーはひどく目まいを感じ、まっすぐ歩くのが難しくなっていた。
('A`)「おい、大丈夫か?」
川 ゚ -゚)「大丈夫なわけないだろ。死ぬまで忘れないような体験をしたんだぞ」
('A`)「そりゃもっともだ」
足を引きずるようにして伐採場へ向かう。
しかし何故かどれだけ歩いてもその場所は近付いて来ない。
ぐにゃぐにゃに歪んでいる視界の中でクーはぼんやり考えた。
川 ゚ -゚)(おかしいな。どうなってるんだ? おっさんはどこへ行ったんだ?)
意識が白濁してゆく。
どこかで誰かが叫んでいるような気がした。
('A`)「おい、どうした……おい!?」
その声が甲高い、キーンとした音に変わってゆく。
このゲームが始まってから……いいや、もうクーがずっと自分の頭の中で
聞いていた音。
あの耳鳴りだ。
川 - )(またフラッシュバックか……? こんな、時……に……)
クーはどこか果てしない場所へ転がり落ちて行った。
何もかもが白く掻き消える。
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