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川 ゚ -゚)「わかった。先に行くけど、後から必ず来てよ」
('A`)「俺を信じろって。それからな、コラプサーは生身の人間にとっても
猛毒だからな。覚えとけ」
コ ラ プ サー
川 ゚ -゚)「破壊因子?」
('A`)「お前の持ってる銃のタマだよ。早く行けって!」
せっつかれてクーはその場を後にした。
頭上で飛び交う銃弾に神経をすり減らしながら、半ば這うようにして
事務所に入る。
ドアを開けようとした時、ロビーとを仕切る窓ガラスが砕けた。
川;゚ -゚)「うわっ!」
('A`#)「オラオラどこ狙ってんだノーコンども!」
ホームレスが怒号を上げて銃弾をばらまき、周囲の注意を引き付ける。
その隙にクーはドアに飛び付いた。
鍵を開けて外へ転げ出る。
目の前には従業員用の駐車場があるが、こんな広くて何もない場所を
走ったら確実に的になるだろう。
川 ゚ -゚)(わたしたちを襲った連中はこのゲームの主催者に決まってる。
ゲームは一応クリアしたわけだけど、わたしを逃がしてくれるかな?)
だが最初に撃ってきた銃弾は間違いなくクーを狙っていた。
ホームレスと接触したことはルール違反なのだろうか?
後ろを振り返ると低い柵があり、その向こうには暗い森が広がっていた。
川;゚ -゚)(いや、殺されるに決まってる。森に入るしかない!)
柵を飛び越え、傾斜を滑り降りて、クーは森に入った。
鼻をつままれてもわからないほどの暗闇の中をがむしゃらに走る。
自分の足がどこへ向かっているのかまるで見当がつかない。
川 ゚ -゚)(まずいな、これじゃ逃げ切っても元の場所に戻れないぞ)
そんな不安を抱き始めた時、カカカカッと連続的に近くの木の幹が弾けた。
樹木の外皮の破片が飛び散ってクーに降り注ぐ。
川 ゚ -゚)「うわっ!?」
サイレンサーを通したマシンガンの弾丸だ。
緩めかけた速度を再び上げ、走り出す。
川;゚ -゚)(尾けられてる?! こんな暗闇の中を?)
振り返っても何も見えない。
しかしうなじの毛が逆立つような、ぞわぞわする視線を感じる。
川;゚ -゚)(ど……どうする!?
ここに留まってあのおっさんを待った方が良くないか?!)
銃弾に残りがあるならやり合うことも出来そうだが……