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クーは鍵の代わりになるようなものがないかロッカールームを探し回った。
床を這うようにして目を凝らすと、10円玉と50円玉が一つずつ見つかった。
川 ゚ -゚)(これで何とか……)
見た感じでは行けると思うが、鍵と同じだけの重さがあるだろうか?
意を決して秤の上に手を伸ばす。
川;゚ -゚)(やるしかない。そっと……)
さっと二つを入れ換える。
秤に表示されている重量と料金の表示が変わった。
鍵よりやや軽い。
川;゚ -゚)(!)
ピーピーという警告的な電子音がした。
どこかでガチャリと重たいものが外れる音。
遠くで壁越しにくぐもって聞こえていたモンスターの喚き声が、急に
クリアになった。
「あああー!!」
川;゚ -゚)(さっきの部屋か?!)
モンスターが閉じ込められていたあの部屋だ。
つまり秤の罠は、こういうことだったのだ。
重量が変わるとあの“檻”が開かれ、中のモンスターが放たれるという……
川;゚ -゚)「クソッ」
秤が放つ警告音は延々鳴り響いていて、足音はそれを目指してやって来る。
これじゃ隠れても無駄だ。
鍵をポケットに入れ、クーはロッカールームを飛び出した。
*鍵Bを手にいれた
君は“実験体No.0016”という存在に……
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